北前船の船乗りが多い橋立では、男たちが航海で不在の時、食べ物を持ち寄って、様々な料理をみんなで集まって食べる「茶番」という風習がありました。男たちがいない間、女たちが家族と村を守っていた橋立は「女御ヶ島」と呼ばれていました。「茶番」には、北前船で運ばれた北海道産のニシンや昆布などの海産物、地元の野菜などを組み合わせたもので、同じく北前船で運ばれた伊万里焼や輪島塗などの食器に盛り付けました。

加賀北前船ツーリズム実行委員会では、この「茶番」を再現し、「茶番御膳」として現代的にアレンジし、モニターツアーで提供いたしました。今後、橋立を訪れる人たちに提供できるように準備中を進めています。

茶番御膳
モニターツアーでの茶番御膳提供(加佐ノ岬倶楽部)
パンフレット