刀を鞘に収め、付属の黒い布製のカバーをかけると、杖のように見える仕込み刀です。柄の近くのボタンを押すと刀を抜くことができるようになっています。実際に携帯されていたのかは不明ですが、明治以降、刀を持ち歩くことが禁止されたため、船主たちは身を守るため、護身用に所有していたと考えられています。そのことは、莫大な利益を上げていた北前船の関係者は、他人に襲われる危険性があったことが伺えます。川野上家蔵
刀を鞘に収め、付属の黒い布製のカバーをかけると、杖のように見える仕込み刀です。柄の近くのボタンを押すと刀を抜くことができるようになっています。実際に携帯されていたのかは不明ですが、明治以降、刀を持ち歩くことが禁止されたため、船主たちは身を守るため、護身用に所有していたと考えられています。そのことは、莫大な利益を上げていた北前船の関係者は、他人に襲われる危険性があったことが伺えます。川野上家蔵